Hard Report

SCはどんなマシン?カラーTFT液晶(電池寿命)サイズ比較ソフトその他の違い今後の予想最終的に買いなのか?

■SCはどんなマシン?
2000年12月09日、時代のニーズを受けてWSCが発売されました。
しかしながら、性能とコストのバランスを確立させるために採用されたFSTN液晶がゲームファンの間で「暗い・残像がチラつく」という批判を受けてしまいました。
 WSCにそのような「負のイメージ」がまとわりつき、爆発的な売り上げのキラーソフトも発表できず、伸び悩みを見せ、その打開策として2002年7月12日にWSCの弱点である液晶を改良したマイナーチェンジモデルとしてスタイルも一新し、スワンクリスタル(SC)が売り出されるのです。

 CPU等の内部構造については、WSCとほぼ変更がない模様ですので、これからスワンを買おうと思う方には「液晶見易い7800円のSC/SCよりは液晶がみづらいけれど、4800円の値段が魅力のWSC」のどちらかを自由に選択出来るのは良いことだと思います。
画面右端に縦線があるのは電池残量などの表示スペースです。最初からの仕様
■カラーバリエーション
SCのカラーバリエーションは、SC発売当初は2種類(ワンピース版は除く)のみ。正式発表はされていませんが、今後も数種類のカラーバリエーションが登場すると管理人の私は予想しています。

※尚、画像に関しましては、僕が自作で書き上げ、着色したため、実物と発色が違ったり、スケルトンの表現が出来ないことを、御了承下さい。
標準カラー2種類(これからもカラーバリエーションは増えそう?)
ブルーバイオレット ワインレッド クリスタルブラック クリスタルブルー
限定カラー1種類(対戦イベントの優勝商品や体脂肪計の付属品とレア度は高い)
限定ワンピース仕様 タニタ妊婦用脂肪計仕様
 
 ■TFT液晶(電池寿命)
 とにかくSCの最大の特徴はTFT液晶を採用したことです。
僕個人、技術的な知識はありませんし、それ程シビアに液晶にこだわりが無いので詳しいことは書けないのですが、
    「明らかに違います!!」

 発売前、店頭のショーケース内で動くSCを見たことがあるのですが、「WSCの液晶とは確実に違うけど、大した差は無いような・・・・・」という印象でした。
 ところが、実際にこうして手に持ってみてWSCと比較してみると、スンゲー違うと僕は感じました。SCでプレーして、その後WSCで同じソフトを起動させると「暗い・・・・・・・」初めてWSCの液晶が「暗い」と言われることを実感しました!!
 1ドットまで細かく表示されるので、それ程目を近づけなくともドット絵をコピー出来る位のキメ細かさです!

単刀直入に画像を掲載しますので、そちらで御確認下さい。(撮影技術が未熟で申し訳ないです。それとWSCには液晶保護シートが張ってありますので本来の画質の7割位と御理解下さい。
  • 歴代のWS・WSCソフトでは液晶の欠点である「残像」を逆手にとって利用している視覚効果のあるソフトがあります。(例えば「スパロボコンパクトシリーズ」のオープニングデモの一番始め、炎が揺らめくような動画背景等) ところがSCでは残像表示が解消されたためにこの視覚効果が生かされず大きなドットの塊のように表示されてしまいます。
  • 「マリー・エリーのアトリエ」等は、ラインがハッキリと出過ぎて逆にあのゲームの持つ「柔らかい雰囲気」が少し崩れるような気がしますし、ギャザビ2の3Dレンダリングされたモビルスーツも線がハッキリと表示されてしまうため、違和感が・・・・・好みの問題だと思いますが。(モノクロだとビートマニアも該当するかも)
  • それと、若干暗いと言いますか、色彩(コントラスト)の設定が「濃い」と思います。全体的に暗い雰囲気のゲーム(例えばテラーズとか宇宙を舞台にしたギャザビのマップだとか)では見にくいですね。キャラクターの肌もWSCになれた後でSCで見てみると「日焼けしてる・・・」(特にワイルドカードの男性キャラ)と感じるケースもあります。僕の所有するネオジオポケットと比較するとネオジオポケットの液晶の方が明るく見易いと感じます。(但しNPCはドットが大きいためきめ細かくはありません。)
  • TFT液晶となったことで、コントラスト調整ダイヤルが無くなりました。僕個人は特に問題ないと感じています。それと、細かくは言及しませんが、モノクロソフトもクッキリ、ハッキリと問題なく表示されています。
  • それと、電源をオフにした際、画面に残像が残り、時間が経つと消えていきます。これはTFT液晶特有の仕様です。初めて手にする人はあせるかもしれませんが御安心アレ。
  • TFT液晶と言っても「反射式」ですので、あくまで外部の光を受けて画像が見えるしくみはWSCの液晶と代わりはありません。ですのでライトや太陽光といった光源と光の角度でかなり表情(写り具合)は変化します。極端な例では、太陽光のもとで直接的に液晶をあてた場合、油を塗ったような「ギラつき感」のような写り込みをするときもあります。
  • 当然ライト等は内蔵されていませんから暗い場所では一切画像は見えなくなります。
ざっと感じたことはこんなところです。


☆ギルティギアプチ2:背景の陰影などが違います
 
 
☆ワイルドカード:右は原寸大画像データの同じ部分を切り取ったものです


☆マリーとエリーのアトリエ:なるべく光が写り込まないように斜めから撮影
 ただし、TFT液晶で見易くなった利点と引き替えに、スワンシリーズの特徴である「電池寿命」を犠牲にした形となりました。
「WS→約30時間・WSC→約20時間・SC→15時間」となります。
 もっとも、単三電池1本で稼働することは代わりありませんし、TFT液晶を採用してこれだけの稼働時間はかなり優れた技術だと言えます。(GBAもTFT液晶を採用して単三電池”2本”で15時間です。

☆スワンシリーズとGBA電池寿命比較表
 
■サイズ比較
 スワンだけにポイントを絞り、サイズを比較してみました。
サイズ(mm) 重量(g)
WS 74.3×121×24.3(単三電池使用時)
74.3×121×17.5(充電池使用時)
93
WSC 74.3×128×24.3(単三電池使用時)
74.3×128×17.5(充電池使用時)
95
SC 77.5×127.7×24.3(単三使用時)
77.5×127.7×17.5(充電池使用)
98
 モノクロWSと比べればSCは本当にひとまわり大きくなっていますね。でもいまだに100g以下の重量をキープしているのは凄いです。
 実際手に持ってみるとあまりWSCと変わりないです。
 
■ソフト
WS・WSC・SCには、ソフトに互換性を持たせています。
  • カセット本体の大きさは全く同じです。
  • モノクロソフトはどのハードでプレーしても「モノクロ表示です」
  • WSCとWSで両方プレーできるソフトもあります。
  • SCとWSCでは液晶の違いがありますので、問題無くゲームがプレーできる互換性があるそうなのですが、微妙な色合いや残像等に差が出ますね。
  • そう考えると、SC発売後はSCで最適に映し出されるようにプログラムされると思います(注:現段階では「SC専用ソフト」というのは発表されておりませんので、誤解の無いよう願います。)ので、将来性を考えるとSCを所有していれば、一番最適な環境でゲームが楽しめる・・・・・・そんな考えが成り立ちますね。それ程シビアに考えなければ、WSCでも充分楽しめる事も付け加えておきます。
 
 「SC・WSC対応ソフト」Riviera〜約束の地リヴィエラ〜を買ってきました。早速SCとWSCで比較をしてみました。想像ではWSCでSC対応のソフトをプレーすると、相当「画質が粗い、見にくい、暗くなる、発色が悪くなる・・・・」ようなイメージですが、従来のWSCソフトの写り具合と同じに思えました。(もちろん制作サイドではSCでプレーしてこと100%伝わる描画設定にしていると思います。)

☆箱ですSC・WSC対応が一番左です。モノクロは大きさが違います。

☆箱の上部です。2機種対応という表示です

☆ソフト自体はSCもWSCも同じ。ただSCは左上に専用マークがあります。

☆歴代スワンとソフトの相対関係。「○印」は一部ソフトで制作サイドで意図したとおりの表現が出来ない部分が有ると言う意味で、そのように表記しました。ゲームを楽しむ上では全く問題はありません。
 
■その他の違い
 細かなところでは以下の所が変わりました。
  1. 起動音がチョットだけゴージャスになりました。(と僕は思います)どう変わったかは購入・友人から借りる・デモ機で確認してみて下さい。(当然パーソナル画面で電源オン時の音量設定出来ます)
  2. AB/X/YボタンはWSCと比べて若干柔らかめのタッチ。(個人的にはWSCの方がカチッと「押している」と実感できるので好きかな)
  3. 縦持ちの際、若干ボタンポジションに余裕があるような気が・・・(あくまで気持ちです)更に、縦持ちの際に本体左側面(横持ちだと上辺)にカーブが出来たためにその辺りはジャストフィットでイイ感じです。
  4. POWER(電源)ボタンがプラスチック製となりました。押しやすくなった気が・・・(あくまで気持ちですが)
  5. パーソナル画面は「コントラスト HIGH/LOW」が無くなったのが大きな違い
 尚、充電池やヘッドフォンアダプタ等(SCでヘッドフォンを使用したい場合も従来のヘッドフォンアダプタを購入する必要があります)の周辺機器は歴代スワンのと完全互換性があります。
 
■TFT液晶による今後の予想
 液晶が変わる事によって予想されることを挙げてみました。
  1. 残像問題から解消される為、スワンシリーズで非常に割合の少ない「シューティング」と「レースゲーム」「スポーツゲーム」が開発・発売される可能性が高くなる。
  2. SC発売をキッカケにサードパーティーが参入してくれる可能性が高くなったと思います。
  3. RPG等にしても、今まで以上にグラフィック面で強化され、美麗な映像が楽しめるようになりますね
 
■で、最終的に買いなのか?
 ズバリ「買いです!」。SC購入前は、正直WSCでも僕は充分だと思っていたのですが、こうして比較してみるとWSCに戻れなくなっている自分がいます・・・・・・(^^;)

 ただ、これは液晶に関しての感想ですから、スワンのもう一つの課題「電池寿命」はもう暫く時間が必要です。体感的に「やっぱり電池切れが早い」と感じてしまったらWSCにも出番は廻ってくるかも・・・・・と、言うくらい僕個人は驚きました。

 だだし、ボディーカラーのラインナップがあまりにも少なすぎますので、すでにWSCを持っている方などは焦る必要はないかと思います。
 それと現行ボディーカラーですと、汚れや傷が目立ちます・・・・ボタン周り等アッと言う間に指紋が(^o^; クリスタル系が僕個人は欲しいです。
 初めてスワンを買おうと思う方には・・・・・・・SCに一票といったところでしょう。

ゲームさえ出来れば問題ないという方には当然WSCをオススメします。トータル的なコストパフォーマンスはWSCの方が優れていると思いますので。

 本当にこれは迷うと思いますが、他のサイトや掲示板などの情報も見たり、デモ機を手にしてみたりしながらゆっくりと悩むのがいいと思いますよ。あくまでもこのコーナーは参考材料の一つでしかないですから。
 

ワンダースワン(モノクロ) ワンダースワンカラー